経緯
Google AdSenseに登録するためには、トップレベルドメインが必要となります。
当サイトは、当初フリーのDDNSサービスを利用していたため、このままでは収益化はできません。
そこで、ちゃんとしたドメイン名を取得し、設定することにしました。
0.準備
まずはドメイン名の取得です。
今回は「お名前.com」のサービスを利用することにしました。
記事作成時点で、お名前.comのドメインは、「.com」か「.net」であれば、一人1つだけ無料で取得可能です。
これにより、無料でドメイン名を取得することができました。
ただし、更新料は発生するようなので、ご注意ください。
今回取得したドメイン名は、当サイトのURLである、「akikan-pg.com」です。
Aレコードには、「www.akikan-pg.com」 で登録しておきました。
ちなみに、旧URLは、MyDNS.jpで登録した「akikan.pgw.jp」でした。
以降、この前提で記載しています。適宜読み替えてください。
旧URL: akikan.pgw.jp
新URL: www.akikan-pg.com
1.Apacheの設定
まずは取得したドメイン名を、Apacheに設定します。
スーパーユーザーで、 現在設定されている.confファイルをコピーして、新URL用の.confファイルを作成します。
cd /etc/apache2/sites-available cp 旧URL用.conf 新URL用.conf
新URL用.confファイルを開き、ServerNameを新しいURLに書き換える。
ServerName www.akikan-pg.com
新URL用.confを有効化。
a2ensite 新URL用.conf
これで、新しいURLでアクセスできるようになったはずです。
しかし、アクセスすると、サーバー証明書が無効である旨のエラーとなりました。
旧URLの.confファイルをコピーしたので、証明書が旧URLのものになっています。当然ですね。
後ほど忘れずに設定しましょう。
2.旧URLでアクセスした際のリダイレクト設定
新しいURLでのアクセスが可能になりましたので、旧URLでアクセスされた場合は新URLへ自動的にリダイレクトするようにしたいです。
Apacheの旧URL.confファイルに、リダイレクト設定を追加することで実現します。
スーパーユーザーで、以下のファイルにリダイレクト設定を追加します。
/etc/apache2/sites-available/旧URL用.conf
VirtualHostディレクティブ配下に、以下の記述を追加します。
Redirect permanent / https://www.akikan-pg.com/
これだけでOKです。
今回は永続的に新URLへ切り替える予定であるため、ステータスとして「permanent」を指定しました。
前方一致で、「/」に一致した場合、「https://www.akikan-pg.com/」 に置き換える、という意味の記述になります。
なお、「akikan.pgw.jp/abc.html」 のようなアクセスがあった場合は、「https://www.akikan-pg.com/abc.html」 に置き換わります。
今回はページのディレクトリ構成は変わっていないため、ドメイン名称だけが置き換わってくれると都合がいいため、このようにしました。
編集したら、Apacheを再起動します。
systemctl restart apache2
3.新URLの証明書取得
新しいURLの証明書を取得します。
当サーバーでは、すでに旧URLのときにLet’sEncryptを導入済みですので、設定は簡単です。
certbot --apache
を実行するだけ。
実行すると、
実行すると、
Which names would you like to activate HTTPS for?
というメッセージと共に、Apacheの設定ファイルを自動的に読み、URLのリストが表示されます。
新しいURLの証明書を取得するので、新しいURLの番号を選択します。
これだけで自動的に証明書取得~Apache設定ファイルの編集まで実施してくれます。
Let'sEncryptの詳細は過去記事を参照ください。
新しいURLの証明書を取得するので、新しいURLの番号を選択します。
これだけで自動的に証明書取得~Apache設定ファイルの編集まで実施してくれます。
Let'sEncryptの詳細は過去記事を参照ください。
まとめ
URL変更にともなってやるべきことは、大きく3つです。
・ApacheのURL変更設定
・リダイレクト設定
・サーバー証明書の取得
設定を変えるだけなら簡単ですが、旧URLでのアクセスを維持するとなると、リダイレクト設定が必要になります。
一時的なものではありますが、きちんと設定するよう注意したいところです。
次はいよいよ収益化設定ができるぞ!!
審査に通るかはわかりませんが・・・。